コメントの枠の書式を変更する方法を紹介します。VBAでコメントを編集する際に参考にしてください。
コメント枠の書式を変更
今回は下の図の赤枠の部分の書式に関して、線の種類、太さ、色を変更します。
コメントの枠線は、LineFormatオブジェクトを操作することで可能です。これはShapeオブジェクトのLineプロパティから取得可能です。
具体的には、コメントの枠線の場合は次のように書きます。
対象のセル.Comment.Shape.Line
このLineのあとに .DashStyleや.Weightなど変更したい項目を続けて書いていきます。
コメント枠の書式設定は、次の内容が変更可能です。
◎線の種類（実線・点線・破線）・・・DashStyleプロパティ
◎線の種類（一重線・二重線）・・・Styleプロパティ
◎線の太さ・・・Weightプロパティ
◎線の色・・・ForeColorプロパティ
各プロパティの値は別記事にまとめる予定です。
サンプルコード
下図のようにコメント枠の線の種類を破線に変更し、線の太さを太く赤色に変更するサンプルコードです。
Sub コメント枠の変更()
With Cells(4, 1).Comment.Shape.Line
.DashStyle = 4
.Weight = 2
.ForeColor.RGB = RGB(255, 0, 0)
End With
End Sub
サンプルコードの説明
Cells(4,1)に記入されたコメント枠を変更しています。また、共通部分をwithステートメントでまとめています。
4行目ではDashStyleプロパティを操作し線の種類を変更しています。
5行目ではWeightプロパティで線の太さを変更しています。
6行目ではForeColorプロパティで線の色を変更しています。色の設定はRGB関数を用いて設定しています。
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