今(セルへの入力時・更新時など)の日付や時間を取得する関数について紹介します。
今の情報を取得する二つの関数
今日の日付を取得する
今日の日付を取得するには、TODAY関数を使用します。
《書式》
TODAY()
※引数は必要なし
パソコンの時刻を取得し、今日(入力時・更新時)の日付をシリアル値で取得します。表示方法はセルの表示形式に従い表示されます。
日付が更新されるタイミングは、ブックを開いたとき、「F9」キーを押したときです。
今の日付と時間を取得する
今の日付と時刻を取得する場合は、NOW関数を使用します。TODAY関数との違いは、時刻を取得するかどうかです。
TODAY関数・・・日付のみ取得
NOW関数 ・・・日付と時刻を取得
《書式》
NOW()
※引数は必要なし
パソコンの時刻を取得し、今日(入力時・更新時)の日付と時刻をシリアル値で取得します。表示方法はセルの表示形式に従い表示されます。
更新のタイミングはTODAY関数と同様です。
TODAY関数とNOW関数の違い
TODAY関数とNOW関数で取得する値の違いは次のようになります。
日付表示で比較
日付表示で二つの関数の取得値を比較すると、TODAY関数で日時を取得した場合は、時刻部分が0:00となっているのに対して、NOW関数では23:03と時刻まで取得していることが確認できます。
数値表示で比較
今度は表示形式を「数値」にして、小数第四位まで表示させて比較した結果です。TODAY関数では小数点以下は0であるのに対して、NOW関数では数値が取得されています。
まとめ
TODAY関数とNOW関数はそれぞれ今の日付を取得する関数です。日付のみが必要なときはTODAY関数、時刻まで必要な場合はNOW関数と使いわけることができます。
もしくは、TODAY関数の代わりにNOW関数で日付を取得し、セルの表示形式で日付のみを表示させる使い方もあります。
エクセルで資料を作成して印刷する際、いつ印刷したのかを残したいときに最適な関数です。
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